2020年04月06日

2019年11月のグルジ来日レポート・その1

グルガジェンドラクマールパンダ

来日ツアー2019記録@

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2019年10月31日

 東インド、オディシャ州から5名のアーティストが中部国際空港セントレアへ来日されました。予定より1日遅れの来日で、無事に空港で全員の顔を見た時は、奇跡だと感じました。彼らのビザ取得にあたっては様々な方のお力を仰ぐ事態に陥りました。個人名や詳細をここに連ねることは控えますが、決して私たちだけの力では予定の遂行に至れなかったことと、そして私たちの落ち度が招いた事態にも関わらず、迅速で親身なご対応で手を差し伸べてくださった方々がいらっしゃったことに深謝し、心から御礼申し上げます。  空港から翌日の豊橋公演のリハーサルに直行しました。生演奏で舞台を行う醍醐味と大変さを改めて実感、またグルジのインスピレーションにより、想定していた演目モクシャの振付が変更されました。 因みに初日の晩ご飯はスパイス研究家のパツさんがご準備してくださいました。





グルガジェンドラクマールパンダ

来日ツアー2019記録A

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 2019年11月1日

 朝からのスタジオリハーサルを経て、愛知県豊橋市に移動。ホテルアークリッシュで行われた”高倉学園95周年式典”の祝賀会に出演させて頂きました。この日のために、一年前から打診、調整をしてくださったオーガナイザーで豊橋中央高等学校 副校長の高倉嘉男先生にまず御礼を申し上げます。貴重な舞台の機会を賜り、有難う御座いました。愛知県知事の大村秀章さんも出席される立派な式典でした。 この日は地元で活躍されるシタール奏者の吉田こうきさんと、お弟子さんの三浦洋平さんにマンジーラ奏者として加わって頂き、アーティストは日印合同で総勢8名のグループとなりました。 個人的には、来日アーティストをコーディネートする難しさを痛感し、反省点は多々あるのですが、長年の夢だった生演奏での来日公演が叶い、言葉にならない喜びを感じる特別なステージでした。 式典後は高倉先生の計らいで地元で評判のインド料理屋でのディナーにご招待頂き、ヒンディー語の堪能な高倉先生にインド人アーティストも驚いていました。





グルガジェンドラクマールパンダ

来日ツアー2019記録B

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2019年11月2日

 名古屋市文化財揚輝荘の聴松閣で、NPO揚輝荘の会主催のコンサート、”東インドのクラシックを聴く夕べ”が開催され、来日音楽家のボーカル グル・ビノド・ビハリ・パンダと、マルダラ太鼓の奏者 グル・ジャナンダン・ダッシュがオディシャ州の音楽オディッシーサンギートを披露しました。グル・ガジェンドラ・クマール・パンダも、サプライズでギニ奏者として登壇されました。 名古屋では初開催だったのではと思います。会場いっぱの観客の皆様にお集まり頂き、約1時間の演奏をお楽しみ頂きました。 初めに西ベンガル州の詩聖タゴールの詩が披露されました。 続いてギータゴーヴィンダのアシュタパディ スリタコモラ、マルダラ太鼓のソロを観客の皆様と一緒に手拍子で拍数をカウントして1つになり、オリヤー語の歌ムービキデイチ、そして最後はバイラビの旋律で、女神に祈る歌に乗せて締め括られました。 特別サプライズで来日ダンサーのサンディヤが生演奏でバサンタパッラビを踊らせて頂くと、観客からは感嘆の声が上がっていました。 公演の最後にはNPO揚輝荘の会理事長の津島さんにインド側から感謝状が手渡され、会場は拍手に包まれました。今度は理事長から、来日アーティストの3名にタゴール国際記念賞が授与されました。今回のコンサートは、日印文化交流に貢献する素晴らしい時間となりました。

NPO揚輝荘の会の皆様とは5月から打ち合わせを重ねて参りました、揚輝荘の長い歴史に、この度の東インドの音楽コンサートを新たに加えて頂けましたことを、誇らしく思い、アーティスト一同、心から御礼します。




グルガジェンドラクマールパンダ

来日ツアー2019C

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来日アーティストの3名に、特定非営利法人揚輝荘の会 理事長の津島敏明さまからタゴール国際記念賞が授与されました。今回のコンサートは、日印文化交流に貢献する素晴らしい時間となりました。



posted by Susant at 21:49| 公演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする